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11日の土曜日、映画「おくりびと」を観てきました。 所属していたオーケストラの突然の解散。 其れを機に故郷山県に戻った主人公のチェリストが ひょんなことから納棺師の道に足を踏み入れ、 様々な死に向き合っていきます。
ストーリーも秀逸ですが、 主人公小林大悟を演ずる本木雅弘の人間味あふれる演技、 遺体に向かい合う凛とした所作に思わず引き込まれていきました。 その脇を固めるのは 山崎努、吉行和子、笹野高史、余貴美子らの名優。 この名前を見ただけでもぞくぞくします。 納棺の仕事を「穢らわしい。」と言ってしまう妻美香役 広末涼子も控え目な存在としては良かったのかも知れません。
納棺の儀という美しい作法が触媒となって 旅立つ者と見送る者の間に一気にこころの交流が通電する様に 大悟も美香も納棺師の尊さを実感していきます。
美香をして「夫は納棺師なんです。」と言わしめるまでの 展開を是非お楽しみ下さい。
大悟が失踪した実の父親の死に顔に剃刀をあて、 髭をあたると、 そこには優しかった父の笑顔が現れました。 その父親を演じた峰岸徹さんは、この映画を観た 11日の午後11時32分、肺がんのため都内の病院で旅立たれました。 合掌。
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